真田騒動 -恩田木工
『剣客商売』へ先に触れたものの、池波作品との初めての出会いは、
この『真田騒動 -恩田木工』です。弟・真田幸村と較べると、あまり表舞台には出てきていない兄 ・真田信幸の魅力にやられてしまう作品。
彼らが実際はどのような人であったのか知りようもないものの(ある程度は、残されている文書等から想像はできるけれど)、血肉の通った人として描いてしまうのが、作家さんの凄さですね。そして、池波作品では、やたらと「肉置きの豊かな女性」が出てくるなと思ったり。お好みだったのかしら。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1984/09/27
- メディア: 文庫
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そしてユングの共時性?というのか、ブックオフでうろうろしていたら、こんな漫画も発見。
こちらは”於通”が主人公。於通という人は、権力者の側にありつつも、自身の道を昇華させていったところなど、額田王をちょっと彷彿とさせます。
イシュタルの娘~小野於通伝~(1) (Be・Loveコミックス)
- 作者: 大和和紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/11
- メディア: コミック
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