砂の器
何年か前にSMAPの中居君、そして確か去年(だったかな)にも、玉木宏さんでリメイクされていた松本清張作の『砂の器』。
- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1973/03
- メディア: 文庫
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- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/10/29
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最近のリメイクでは、主人公・加賀英良の背景が変えられていますが、そこはやはり、原作のママの設定で観ていただきたいなと思うわけです。
そして、彼の抱えていたもの、隠したかったものは、現代の我々にとってみれば、謂れ無き差別・偏見であったということも、知っていただきたいなと。(むしろ,そうであったからこそ,切ない。)
まずは、まだ観たことがないという夫に観てもらおうと思っています。
あとは、事件解決の鍵となる方言について触れられる部分が、(最新の学説では、どうなっているのか知りませんが)、「ほ〜、そうなんだ」と、とても興味深いです。
アイヌや出雲など、日本人のルーツ・日本の成り立ちに関するアレコレが好きな方は、ちょっとテンションが上がるのではないでしょうか。