八日目の蝉
日本アカデミー賞をほぼ総なめにした作品ですね。完成度が高い。
『フォレスト・ガンプ』と同じように,少しでも匙加減が違っていたら,受け入れられないものになっていたかもしれない。絶妙のバランスの上に成り立っていると感じました。
はじめは,「想定外の妊娠」という設定に抵抗がありました。
なぜ,そんな無防備で思慮のない行為を肯定するような文脈なのだろうと・・・。
でも,薫に限っていえば,
そういう状況に陥らないかぎり,自身のこと(実の両親への感情,希和子の記憶)に向き合い,未来へと進むことができなかった,
そういうことなのだ。と,
いまは納得しております。
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