マイ 『ラ・タ・タ・タム』

ふとしたときに,
昔読んでいた絵本,お気に入りだった本を思い出すことがあります。
でも題名も作者も覚えていない。
幼い頃は,背表紙の色味や模様で,お気に入りの本を把握してました。

9歳のときに,1度だけ引越しをしたことがあります。
今まで自分たちが住んでいた家に越してくる家族には2-3歳の女の子がいて,持っていた絵本のほとんどはその子にあげてしまいました。
親に「あげてもいいの?」とたずねられたとき,弟妹のいなかった私はお姉さんぶりたくて,「うん,いいよ」と答えたのを,なんとなく覚えています。そのご家族は転勤族で,いまはもう連絡を取るすべもなく。未来の孫に残しておけばよかったと,たまに親は悔やんでいます。

こんな絵柄で,なんとなくこんな筋で。と断片的な記憶にあるものの,題名や作者さんが分からないと,探しようもないですね。

古本市の神様のご配慮で,ふと巡りあわないかしらん,とこの作品を読んで少し妄想したりします。

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女